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原ちゃんは女だ。正真正銘、ピチピチ女子高生。その名に相応しいほど顔がいいんだけど…なんでか原ちゃんは自分は女ですアピールをしないし、逆に男っぽい。まあ原ちゃんモテるんだけど!あとこの下り前もやった気がする!
「とりあえず、一人一人の苦手科目を重点的にやっていく。教えるのは片臣と私。それ以外はわからないところがあったら質問する質問者だ。理解できたか?」
待って、何で片臣が教える側なの!?
片臣成績良かったっけ!?あ、そういえば片臣の成績表見たことない!納得!
私は、脳内で自己完結させた後、原ちゃんに質問をした。
「質問です原ちゃん!何で皆半分より上の順位なのに勉強するんですか!?」
「課題がそろそろ危ないんだよ。まあ、私は出さなくても将来に影響はないからいいが…お前ら、将来の夢語ってみろ」
まあ、原ちゃんの将来の夢はイラストレーターだもんね。それもネットの。
食費は普通にアルバイトで稼ぐらしい。…本当に大丈夫か?まあ、大丈夫か!
私は、将来の夢を語れと言われたので、素直に語った。
「私の夢は………特になし!」
「俺もかな」
「俺もだ」
「よし、お前ら表出ろ」
「え、怖い。何するの」
原ちゃん…だんだん、怖くなって来たな…まあ、成長期だからでしょ、うん。
「まあ、決まってないなら余計に、だな。とりあえず、中学時代の学年通知の数字を上から言ってみろ」
と、原ちゃんが言ったため、私達は公開処刑という苦行を味合わされた。
まあ、赤点はないんだけどね!私達頭いいから!多分!
「上から、国語4、数学4、理科5、社会4、英語4、技術・家庭科3、保健体育5、音楽5、美術2!」
「神田は普通にいいな。片臣はどうだ?」
「ふっ…国語4、数学4、理科2、社会3、英語5、技術・家庭科4、保健体育4、音楽5、美術5だ!」
「威張るな」
「はい」
謎のテンションで言ったが、原ちゃんに2秒ほどで静止され、片臣は落ち込んでいた。
まあ…ドンマイ!
流れ的に、次は新井だろう…だが、私は知っている。新井は家庭科ができないとな!
さあ!言うのだ、新井!
「最後、新井」
「…554552332」
「…4教科が課題だな」
「うっせー」
わかりにくいな…えっと…上から、国語、数学、理科、社会、英語、技術・家庭科、保健体育、音楽、美術か?わかりにくい!わかりにくすぎる!
私は、脳内でツッコんだ
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