2話:勉強って大切だよね

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原ちゃんは女だ。正真正銘、ピチピチ女子高生。その名に相応(ふさわ)しいほど顔がいいんだけど…なんでか原ちゃんは自分は女ですアピールをしないし、逆に男っぽい。まあ原ちゃんモテるんだけど!あとこの下り前もやった気がする! 「とりあえず、一人一人の苦手科目を重点的にやっていく。教えるのは片臣と私。それ以外はわからないところがあったら質問する質問者だ。理解できたか?」 待って、何で片臣が教える側なの!? 片臣成績良かったっけ!?あ、そういえば片臣の成績表見たことない!納得! 私は、脳内で自己完結させた後、原ちゃんに質問をした。 「質問です原ちゃん!何で皆半分より上の順位なのに勉強するんですか!?」 「課題がそろそろ危ないんだよ。まあ、私は出さなくても将来に影響はないからいいが…お前ら、将来の夢語ってみろ」 まあ、原ちゃんの将来の夢はイラストレーターだもんね。それもネットの。 食費は普通にアルバイトで稼ぐらしい。…本当に大丈夫か?まあ、大丈夫か! 私は、将来の夢を語れと言われたので、素直に語った。 「私の夢は………特になし!」 「俺もかな」 「俺もだ」 「よし、お前ら表出ろ」 「え、怖い。何するの」 原ちゃん…だんだん、怖くなって来たな…まあ、成長期だからでしょ、うん。 「まあ、決まってないなら余計に、だな。とりあえず、中学時代の学年通知の数字を上から言ってみろ」 と、原ちゃんが言ったため、私達は公開処刑という苦行を味合わされた。 まあ、赤点はないんだけどね!私達頭いいから!多分! 「上から、国語4、数学4、理科5、社会4、英語4、技術・家庭科3、保健体育5、音楽5、美術2!」 「神田は普通にいいな。片臣はどうだ?」 「ふっ…国語4、数学4、理科2、社会3、英語5、技術・家庭科4、保健体育4、音楽5、美術5だ!」 「威張るな」 「はい」 謎のテンションで言ったが、原ちゃんに2秒ほどで静止され、片臣は落ち込んでいた。 まあ…ドンマイ! 流れ的に、次は新井だろう…だが、私は知っている。新井は家庭科ができないとな! さあ!言うのだ、新井! 「最後、新井」 「…554552332」 「…4教科が課題だな」 「うっせー」 わかりにくいな…えっと…上から、国語、数学、理科、社会、英語、技術・家庭科、保健体育、音楽、美術か?わかりにくい!わかりにくすぎる! 私は、脳内でツッコんだ
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