泉のほとり

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進学校のいじめ、というお話ですが 母校は、姉妹校の「双〇」ほど、進学が強いわけでもありませんでした。 「聖○」ほど、お嬢様学校のブランド力もなく… 「フェ〇ス」「白○合」のような華やかな女子力もなく… とにかく校風としては「地味で厳しく、制服ダサい」。 シスター独自の教育理念は時代錯誤だし 卒業しても自慢できるブランド力はないから、受験での人気もイマイチでした。 その地味さを逆に好んで、母娘、3代通うみたいな人はいましたが 今はシスターのなり手もなく、修道院は養老院のようになり 授業もほとんどが普通の先生になったそうなので 売り物は一個もないんじゃないでしょうか。 当時の大学進学成績は トップ10人くらいは早慶、上智辺り。 東大に行く子は2、3人。 東大なんかに行ってお嫁に行けなくなったら大変!と親に反対された、とか。 後の100人はそこそこの四大。 下の方の成績でも、余程のことがない限り「聖〇女子短大」に推薦枠があるといった感じで、あまり進学のピリピリした感じはありませんでした。 だから、ストレスによるいじめはあんまりなかったのかもしれません。 派手なおしゃれも許されないので「オシャレヒエラルキー」?「スクールカースト」みたいなものも、感じたことはありませんでした。 み〜んなそろってダサい処女って感じ。 一方、男の目がないと、えげつない「ガールズトーク」がすごいんじゃない?と訊く人もいますが、それも全く見たことなかったです。 多分、「ガールズトーク」できるような経験がある子はいなかったんです。
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