飛行機雲

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彼女の思惑にも気づかず、二人は順調に付き合い、彼の電話が惚気話ばかりになった頃、彼女は自分の中にぽっかりと空いている穴に気がついた。 言いようのない淋しさに、失恋話をでっち上げて彼を誘ったとき、彼は自分の恋人でもある、彼女の女友達を連れてきた。 あの日、あの店で『月光』が奏でられていた。
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