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「え?誰__?」
聞いたことの無い声が耳に届くと同時に、手鏡の中から、知らない端整な顔が目に入る。
然し、何処かで見たことのある様な気もする様な………
「それが、貴方のターゲット・夏目 翡翠の顔です。」
ヨハネスが、ベッドの脇に何処からか出てきた椅子を持ってきて座る。
「ドッペルゲンガーですからね、容姿がターゲットそっくりになるんですよ。
そして、今居るのは鏡の中の並行世界。
これでも一応、此岸です。
しかし、ターゲットのいる此岸とは又別の時空なので、此の世界には現在試練に挑戦中の貴方を含めた3名と、その専属ディーラーしか居ません。」
「え?乙緋子は居ないの?」
新たな顔でヨハネスを見上げる。
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