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「……Gこそが『神』だ」
「なッ?!」
「俺も最初は信じられなかった。だが、そうとしか考えられんのだ。……旧時代において、Gは神だった」
マーガレットは驚愕した。
「ふふふ。マーガレット君。驚くのはまだ早いぞ。この文章には続きがある」
《俺のヘッドバットが神を叩き潰す》
「なッ?! ヤツ等をヘッドバットでッ?!」
「そう。今の時代ならスプレーとか色々あるがな。しかし、旧時代におけるGは神。武器は無礼だったのだろう。ジャパニーズ土下座。そんな感じでGを倒していたんだろう。……全く、人間のポテンシャルには果てがないな」
「最初の文章『俺は伝説だった』とは、こういうことだったんですね」
「そういうことだ。全文は解析できなかったが、きっと『俺』は『妹』と一緒にゴキ神さまのお祭りでデートしたりとか、ゴキ神さまに『兄さん』への秘めた想いを吐き出したりとかしていたのだろうな」
「祈りを込めてのヘッドバットですね」
「ああ。俺も、今度、Gを見つけたら、信仰してみようと思う。消える前に3回願いを唱えたら、叶いそうな気がする」
「いや、それは叩き潰してください」
この論文が世に発表されると、オズボーンはさらなる名声を手にすることになる。
後にオズボーンは語る。
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