2人が本棚に入れています
本棚に追加
へんの女子生徒を走らせた方がましな方だった。
加治木太郎はそれが不思議で風太郎にたずねてみた。
「中村、お前そんな遅いのになんで陸上部なんかに」
「なんでって加治木君が入ったからだよ」
「なんだそれ」
加治木太郎は理解できなかった。
「お前なんで俺に話しかけてくるんだ、俺はお前なんかに興味なんかないぞ」
「なんでなんのかねえ、わかんないでもいいんだ」
加治木太郎は時間の無駄だと思い会話を止めて帰った
「また明日ね~」
風太郎の挨拶加治木太郎は答えなかった。
事件が起こる。
陸上部での練習中、加治木太郎はいわゆる不良の番長グループに呼び出された。
学校の裏門にある駐車場である。
それは加治木太郎を妬む心無い先輩達の手引きであった。
「なんだ?」
加治木太郎は敬語を使わなかった。
「ああ!?お前それが上級生に対する言葉か?なめてんのか!?」
「どうせ敬語を使っても同じだろう早く要件を言え」
加治木太郎は決して屈さない薩摩隼人。
「てめえ生意気な!」
6人の不良グループ等は殴りかかってきた。
加治木太郎の首が右に左に振れ、脳が揺れる。
暴行を続ける一団、一方その頃南先生は美術室の窓から空を見て加治木の青い空を
最初のコメントを投稿しよう!