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「んーーー
一応交代でしてたからね」
貴司の目が据わる
「交代…誰と」
葵は
「知ってるくせに…」
と目をそらし少し膨れた
「ごめん…過去にヤキモチやかれても困るよな
でも…正直…妬ける…
葵には俺が一番初めに会いたかった」
貴司の目にジリジリとした炎が見える
ーー可愛い…
葵は菜箸を持ったまま
貴司にちゅっと口づけた
「過去は変えられないけど
未来は変えられる
貴司は言ったよね
過去のことを言われたら何も言えない
ごめん…
今は…貴司のことが好きだよ」
貴司が葵の腰を引き寄せる
「今は……?」
触れそうなほど唇が近い…
「ずっと…」
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