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僕が一番彼女を見ていた。 というより、僕には、見る事しか出来なかった。 僕は弱い。 ただ弱かった。 そんな僕に、彼女は「強い」と言った。 わからない。 果てしなく理解出来ないヒト。 僕は、彼女に限界が来るであろう事を悟っていた。 だが何も出来なかった。 僕はただの傍観者だった。
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