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嫉妬の女神が俺に手を向けると、俺の体が光だし意識が遠のいて行った。
(これから本当に俺は転生・・・・・・もう一度人生を送る事が出来るんだな。ん? ちょとまて、それって赤ちゃんにまで戻るって事だよな。てことは・・・・・・)
俺の意識は考えが纏まる前に完全にシャットダウンした。
意識が遠のいてから何分、何時間、何日経ったか分からない。だが、徐々に意識がはっきりしてきた。
どうやら俺は揺り籠の中にいる様だ。
(・・・・・・生まれた家は木の作りか。窓の外は・・・・・・見えないな。しかし、本当に体が思うように動かないな。まぁ、今の俺は赤ちゃんなんだから当たり前なんだが、それでも感覚的にはやっぱり違和感を感じるな)
俺が体に違和感を感じていると、部屋の中に誰かが入って来た。
「ただいまルーティちゃん。少し外せない用事があって遅くなったわ」
入って来たのは子供を産んだにしては、若い女性だった。
(この人が俺の母親か・・・・・・普通に綺麗だな。にしても若いな。まぁ、日本と違ってこっちの世界での結婚する年齢はかなり若いのかもしれないな。そういえば俺はさっきまで何を考えていたんだっけ・・・・・・そうだ!!)
ルーティが恐れていたことが、今まさに現実となった。
「はい、ママのおっぱいですよ。一杯飲んでお腹いっぱいになってね」
意識がしっかりと保ちながら母親のおっぱいを吸うという、もの凄く葛藤するイベントが。
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