touch 540

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しかし、私にはどうにも出来ないことだと羽柴 さんにも分かっているらしく、すぐに謝られた。 「…って、ゴメン。淑子ちゃんは悪く無いのに。 まあ、キミも犠牲者なんだよね。借金をカタに 断ることすら許されていないんだからさ。あ! そっか、じゃあその借金が無くなればいいのか。 本家ほどじゃないけどさ、羽柴家も結構人脈が 広いんだよ~。だからウチの口利きで造園関係 の仕事を紹介するようにとウチの父にお願いし てみるか。自慢じゃないけどウチの親父、なか なかの人情派でさ。困ってる人を助けるのとか 大好きだから。うん、そうしよう!」 「本当ですか?!有難うございますッ」
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