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しかし、私にはどうにも出来ないことだと羽柴
さんにも分かっているらしく、すぐに謝られた。
「…って、ゴメン。淑子ちゃんは悪く無いのに。
まあ、キミも犠牲者なんだよね。借金をカタに
断ることすら許されていないんだからさ。あ!
そっか、じゃあその借金が無くなればいいのか。
本家ほどじゃないけどさ、羽柴家も結構人脈が
広いんだよ~。だからウチの口利きで造園関係
の仕事を紹介するようにとウチの父にお願いし
てみるか。自慢じゃないけどウチの親父、なか
なかの人情派でさ。困ってる人を助けるのとか
大好きだから。うん、そうしよう!」
「本当ですか?!有難うございますッ」
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