touch 542 ~吉助side~

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でもまあ怪我の功名と言うべきか、そのお陰で 俺はとんでもない事実を知ることになるのだ。 …それはウチの分家の跡取りである裕作が偶然 麻耶アピールを聞いていて、憐れむような表情 で俺にこう言ったのである。 「吉助…お前、知らなかったのか?幸之助おじ さんだけが悪いんじゃなくて…その…言い難い んだけどさ、清子おばさんも相当なタマだぞ?」 「えっ?母さんが??」 そして場所を屋上へと移し、2人きりの状態で 裕作は語って聞かせてくれたのだ…母の悪行を。
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