1842人が本棚に入れています
本棚に追加
/1934ページ
でもまあ怪我の功名と言うべきか、そのお陰で
俺はとんでもない事実を知ることになるのだ。
…それはウチの分家の跡取りである裕作が偶然
麻耶アピールを聞いていて、憐れむような表情
で俺にこう言ったのである。
「吉助…お前、知らなかったのか?幸之助おじ
さんだけが悪いんじゃなくて…その…言い難い
んだけどさ、清子おばさんも相当なタマだぞ?」
「えっ?母さんが??」
そして場所を屋上へと移し、2人きりの状態で
裕作は語って聞かせてくれたのだ…母の悪行を。
最初のコメントを投稿しよう!