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「幾ら好きじゃない女でも、毎晩同じベッドで
寝ていたら、ムラムラくるだろうし…。
そ、そこは許すよ」
「ふあっ?!好きじゃない女?…誰が??
なあ淑子、いったい誰のことを言ってるんだ」
予想通りというか、予想外というか。
とにかく淑子は即答するのだ。
真っ直ぐに目を見て、瞬きすらせずに。
縋るようなこの俺の気持ちなんか全然知らず、
まるで死刑宣告をするかのように堂々と。
「そんなの決まってるでしょ?…私だよ」
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