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手紙にはこう書かれてあった。
" 愛しの由美子さんへ。
突然のお手紙をお許し下さい。僕は初めてあなたをマンションのロビーで見かけた時、運命の人だと感じました。身も知らない人なのにと思われるでしょう。しかし、来る日も来る日もあなたの事が、どうしても忘れられないのです。どうか不愉快に思わないで下さい。
フロアーセブンより "
これだけだ。
「はあー」由美子はため息をついた。
普通ならイタズラか何かかと考えるだろう。
しかし由美子は、この運命の人という言葉に心を奪われたのだ。
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