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小型宇宙船は、調査の為ある惑星に着いた。
三人の隊員たちはハッチを開け、大地に足を踏み入れると、そこは大草原がどこまでも広がっている。
辺りを見渡しても何一つ見当たらない。
しばらく歩き続けると、ひとりの隊員がなにかを見つけ指差した。
「おい、なんだあの穴」
「行ってみよう」
それは、フタのないマンホールのような巨大な穴で、人工的に開けられた穴に見えた。
覗き込むと、底に雨水が溜まっている。
なんの目的で穴を開けたのか、三人の隊員たちは、それぞれの推理を述べた。
「見渡すところ水源地がない、貯水池として何者かが使っているのだろう」
「いや、この草原は見せかけだけで、穴の下は秘密基地になっているんじゃないか、宇宙人の」
「違うぞ、これは何かの罠かもしれない、気をつけたほうがいい」
その時、遠くから声がした。
「ナイスショット!」
巨大なボールが隊員たちめがけて襲いかかってきた!
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