謎の穴

2/2
前へ
/2ページ
次へ
小型宇宙船は、調査の為ある惑星に着いた。 三人の隊員たちはハッチを開け、大地に足を踏み入れると、そこは大草原がどこまでも広がっている。 辺りを見渡しても何一つ見当たらない。 しばらく歩き続けると、ひとりの隊員がなにかを見つけ指差した。 「おい、なんだあの穴」 「行ってみよう」 それは、フタのないマンホールのような巨大な穴で、人工的に開けられた穴に見えた。 覗き込むと、底に雨水が溜まっている。 なんの目的で穴を開けたのか、三人の隊員たちは、それぞれの推理を述べた。 「見渡すところ水源地がない、貯水池として何者かが使っているのだろう」 「いや、この草原は見せかけだけで、穴の下は秘密基地になっているんじゃないか、宇宙人の」 「違うぞ、これは何かの罠かもしれない、気をつけたほうがいい」 その時、遠くから声がした。 「ナイスショット!」 巨大なボールが隊員たちめがけて襲いかかってきた!
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加