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比女子の「さっきまで一緒に居たはずなんですけど…」という言葉と、私と一ちゃんが【隼 楽器店】に戻ってきてから誰一人としてこの建物の出入りをした気配がないという点からして、間違いなく芹澤さんはこの建物の何処かに居ると推測できる。
そんな事を考えている時だった。
「て、店長！💦」
突然比女子が慌てた口調で私を呼んだ。
「ちょ、ちょっとコレ見て下さい！💦」
振り向くと、比女子は何かしらの文字が書かれた紙を手にしていた。
私は比女子からその紙を受け取る。そして、そこに書かれた文字をまじまじと見つめた。
“ ごめんなさい ”
と、たった一言、そう書いてあるだけだった。
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