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第2章 彼女との再会
僕は、ドラゴンに出会った感動と驚きを大人になっても忘れることができなかった。
だから今、僕は父親と同じ考古学者を目指している。
ドラゴンとともにずっと気になっていたあの時に出会った彼女。
意外にも僕の働くバイト先の古本屋で再会した。
彼女は、ドラゴンや伝説の生き物を撮る、写真家になっていた。
見かけは、ふんわりした感じで、とてもそんな風には見えないが、とても有名な写真家らしい。
古本屋のオーナーは、彼女の親戚でバイトを探す彼女に店を手伝って欲しいと声をかけたのだという。
口数が少ない彼女だったが、あの日、ドラゴンを一緒に見たことは覚えていてくれて、お互いに少しずつ打ち解けていった。
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