第2話

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**** 俺と大雅は幼なじみだった。 元々俺が住んでいたアパートの隣に大雅が引っ越してきたのがきっかけだった。 あの日、大雅の家族が俺に挨拶をしてきた。 ピンポーン 「…はい。」 「…こんにちは。いきなりすみません。今日お隣に引っ越してきました。 渡辺です。」 「あら!そうだったのー!こんにちはー!」 その時、大雅のお母さんの後ろで隠れている大雅を見つけた。 恥ずかしがり屋なのかあまり姿を出さない。 「…ほら、大雅挨拶しなさい。」 「…渡辺大雅です。」 「…大雅君かー宜しくね。」 俺の母ちゃんが大雅に挨拶したその時 大雅はまた後ろに隠れてしまった。 (…なんだ。こいつ。恥ずかしがり屋なのか?) 自由に育てられた俺からしたら 大雅みたいなタイプは初めてだからびっくりした。 「大雅宜しくな!俺は亘!仲良くしよーぜ!」 そして俺は大雅に手を伸ばした。 「…宜しく。」 …初めはだいぶ嫌われてたけど。
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