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それでも俺はめげなかった。
「…大雅遊ぼーぜ!」
暇さえあれば、大雅の家に来ていた。
「…今宿題中なんだけど。君は?」
「そんなん後でいーじゃん!今日は天気だし公園でサッカーしようぜ!」
「…二人で?」
「んな訳ねーだろ!公園で友達待ってるよ!ほら行こうぜ!」
「あ!ちょっと!」
俺は大雅を外に連れたかった。
出会ってからまだ一度も大雅の笑顔を見たことがなかったからだ。
だから一緒に遊べば少しは楽しい気持ちになるかなと浅はかな考えでいたんだ。
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