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「それ、マジですか?」 「どれがだよ。お前を好きなことか?それとも千葉と付き合う前から好きだってことか?」 「全部です」 「全部だよ。全て『マジ』だ」 真面目な顔をしている目黒を見て翼は言葉を失う。 「……」 「何黙ってんだよ。感想とかないのか?俺みたいな男から告白されて、キャア嬉しいとかなんとか」 「あの、キャア嬉しいとかはありません。なんか意外すぎる話なんで」 「何が意外だ?」 「チーム長が私を好きだなんて…どうしても信じられなくて」 「どうしたら信じるんだ?」 ぐいっと顔を近づけて目黒は翼を見つめた。 「っ!」 目黒から距離を取ろうとする翼の頭は背中から伸びてきた目黒の手に押さえられてしまう。 首の辺りを後ろから押さえられ翼は、目黒をまじまじと見た。 目黒の瞳がじっと翼を捉えている。 「キスでもしたら俺の気持ちが信じられるのか?」 「そ、そんな馬鹿な」 ゆっくりと目黒の顔が翼の顔に近づいてきていた。
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