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「本当に申し訳ありませんでした!」
「本当にもういいんだよ。骨折ぐらいすぐに治るよ。気にしないで。」
俺は自転車で里穂にぶつかってしまい怪我を負わせてしまった。
ほんの少し、気を抜いただけだった。
待っていた人からの電話に気を囚われて前を見ていなかったのだ。
「ちなみにあなた名前は?」
「俺ですか?俺は、片桐 蓮。」
「あなた、蓮って言うの?」
「そうですが何か?」
俺の名前を聞いた途端、彼女は不気味な笑みを浮かべたのだった。
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