空の彼方

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見上げると空は高く 手をかざしても 届かないほどの秋の空 秋の空は 悲しみを広げる 夏の暑さを感じさせる 青い空ではなく どこまでも高く 手放された感じがする 切なさと哀愁を漂わせて 流れ行く雲を眺める 空気は冷たく 肺に入り ひりひりとして 時期に来る 冬を伝えてくれる ちらちらと降り始める雪を目にして 冬の寒さを思う 空の彼方からやってくる 灰色の雲が雪の使者を呼ぶ 銀の使いが来るのが待ちどおしい 冬 全てを染める雪 愛しい冬・・・
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