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3話「トキフェスでパフォーマンス!?」
火曜日のお昼前。
今日は講義の時間が遅かったため、大学へ行く前にフクパラへ顔を出すことにした。
(確か今日のシフトは、はやてと中間テストで帰りが早い結君の二人だったはず)
店へ入ると、ドアベルの音に気付いて振り返ったはやてと目が合った。
「あ! みやびちゃん!」
彼の声に、開店準備をしていた結君もカウンターから顔を上げ「優太が来てる」と言った。
「優太?」
初めて耳にする名前に思わず聞き返す。
名前を呼ばれて、カウンター奥のキッチンから一人の青年がひょっこりと顔を覗かせた。
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