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日中ずっと一美君が気になって仕方なかった。家の掃除中も、店の掃除中も。
今日は何度ダイソン君に異物を吸わせただろう・・・。ごめんね。
そろそろ支度をしなければならない。オレはオレから蝶子ママに代わる。
オレからアタシへ。
お店には18:30には居るようにしている。おじじはスタートが早いから。
昼のうちに松岡のばあちゃんから漬物買ったし、今日の小鉢も準備出来てる。
もうすぐ19:00になろうかという時、エミちゃんがいつもより早めに出勤してきた。
「おはよう、エミちゃん。今日は早いね、どうかしたの?」
アタシはなんとなく一美君の事が気になって聞いた
「ママ、おはよ。一美君今日来るって言ってたわ、けど、朝浩市君から
呼び出しの電話があってさ、それっきりこっちに戻ってきてないし
連絡もないんだよねー。まぁ、スーツは明日にでも渡せばいいんだけどさ
なんか、気になって仕方ないんだよね。」
基本営業でも土日は休みになっているらしく、こんな呼び出しは珍しい事なのだと
今は働き方改革だのなんだのとうるさい時代になったから。
「一美君、大丈夫かしらね・・・。」
アタシも心配だった、気持ちが葛藤している今は何をしてしまうのか彼自身でも
予測がつかないだろう。
んーっとうなり声をあげて悩んでいると、従業員たちが次々と出勤してくる。
もう、開店の時間だ、切り替えをしなければならない。
お金を頂く以上は、最高のパフォーマンスと最高の時間を提供しなければならない。
そして、ひとみちゃんはきょうもミニスカだ。立派なふくらはぎ!
ピンクのミニスカピッチピチになっているじゃない!!
元気が出てきたわ、ありがとうひとみちゃん。
「さ、今日も楽しい時間を過ごそうね。」
アタシは皆に今日の楽しい時間をお願いした。
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