老婆

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すると、突然目の前に人が飛び出してきたのです! 私はビックリして急ブレーキを踏みました。 彼氏も 「うわ!」 っと叫びました。 私は轢いた!と、思いました。 でも……。 サイドミラーを見ると誰も居ません。 「今……。お婆さん、飛び出して来たよね?」 彼氏に聞きました。 「うん。見た。 でも……。誰も居ないけど……?」 「もし轢いたなら、衝撃あるよね?」 「絶対、あるはず……」 彼氏は助手席から後ろを見て 「けど、誰も居ないよ?」 と言いました。 「って言うか……。 反対側車線から来たじゃない?真っ暗って程でも無いから絶対に分かるはずだよ? じゃなくて、いきなり目の前に出てきたから……」 「ビビった!」 「ヤバい……。帰ろう」 私は深呼吸し、車を走らせました。 その目の前に現れた、老婆の表情を思い出すと険しく、怒っていた様にも思えます。 白髪が乱れ、服も汚れていて乱れていました。 今、思い出しても怖いです(;_・) 面白半分で、心霊スポット巡りはしては行けません。 それは、その後に痛感しました。 この『人〇神社』にはパート2の話があります。
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