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葉の音と君の笑顔
君に出会ったのはちょうど少し肌寒くなった数年前の秋───
君が落としたハンカチを僕は見逃さなかった
僕はいつも公園のベンチで本を読む君をただ見ることしか出来なかったのが、声をかける口実が出来て嬉しかった。
君に公園で会う度に挨拶を交わした
連絡先の交換は春先に君から声をかけてくれた
2人ともぎこちなかったな
その時初めて君の本名や仕事、好きなものまで知ることが出来た。
僕は君と出会うことが出来て今でも幸せです。
あの日であった公園でいつも彼女の座ってたベンチに2人で座る
「葉っぱの音がサクサクなってて、また秋が来た感じがするね」
君はそう言って僕に微笑む
「数年前の今日のこと、覚えてる?──」
僕は君に一生をかけるプレゼントを
君と出会ったこの場所で贈ることに決めたんだ
「嬉しすぎてもうなにがなんだかわからないよ…」
少し泣き顔の君の手にはあの時のハンカチと
僕からのプレゼントが光っている
今日も、これから先どんなことがあろうと、
君と出会ったこの公園で
手を繋ぎたいと思う
数年後には、3人で来れたらいいな
なんて願いながら
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