3.私は可愛くなった?

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私は嬉しくなって、着てみたいと思う可愛い服や下着を選んでいる。おじさんは後ろでニヤニヤして嬉しそうに見ている。 レジに選んだ服やら下着、パジャマを持って行く。結構な金額になったが、おじさんはカードで支払いを済ませた。私はおじさんに「ありがとう」と言った。本当に嬉しかったからだ。おじさんは「気にするな、俺の趣味だ」と照れながら言っていた。 店を出るともうお昼になっていた。二人でマックに入って、バーガーセットを食べた。私には贅沢なおいしい昼食だった。 それから、おじさんは私を商店街のヘアサロンに連れて行ってくれた。店に二人で入って行くと、怪訝そうに見られた。丁度一人が終わったところで、すぐにしてもらえそうだ。 「この娘の髪型をなんとかしてやってほしい。もっと可愛くならないか? カットだけでいいから」 店の人が私にどうしてほしいか聞いてくる。私はショートカットにしてほしいと頼んだ。髪形はおまかせしますと伝えた。おじさんはソファーに座って、私の髪がカットされるのを見ている。 あっという間に、私の肩まであった髪がショートにカットされた。顔がすっきりして結構可愛くなったと自分でも思った。 おじさんが出来上がった私の髪型を見ているけど、眉が気になるみたい。「その眉はなんとかならないか」と言うと、店の人が「近くの薬局の化粧品売り場で相談したらどうか」と言った。 それで、おじさんは教えてもらった薬局の化粧品売り場へ私を連れて行った。おじさんはどうしても私を自分好みの女の子にしたいみたい。これはおじさんの趣味だから任せておこう。 「この娘の眉を何とかしてほしい」というと、女性店員が私に眉の整え方を教えてくれた。他にいろいろな化粧品も勧められたが、おじさんは薄化粧がいいと言って、最低限必要なものだけを買ってくれた。私は嬉しくなって真剣に化粧の仕方と化粧品の説明を聞いた。 化粧品を買ったら、化粧品を入れるポーチをくれた。私はそのきれいなポーチが気に入ってとても嬉しくて胸にしっかり抱いた。ここでもおじさんに「ありがとう」とお礼をいった。おじさんは「どうせやるなら可愛い方が良いから、俺の趣味だから、気にするな」と小声で言った。
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