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息子は学校に行けなくなった。私は当然だと思い息子に無理に行かせようとしなかった。校長に私は、
「学校が全てじゃ無いから、学校なんて行かなくても色んな道はあるから、」と言って学校に行かせるのをやめた。そして不登校の子達ばかりが通うセンターに息子は行く様になった。そこでは色んな事情を抱えた子達が、集まっている。とても皆んな明るいし年齢も違うのに仲が良くて先生も仲間の様に溶け込んで接してくれている。
息子から、やっと笑顔を見る事が出来た。
息子は、こういう選択をして良かったと
思っている。
私は教育委員会に行き、全てを話して6年生から転校したいと申し出た。このままでは、中学に行っても、あの子達と、また3年間一緒になってしまうからだ。本来なら転勤、引っ越しなどの場合などしか、転校の対象にはならないのだそうだけど今回のケースは酷い事なので転校させて貰える事になった。6年生の1年間は楽しくやって来れたのだけれど、中学に入って入学式の翌日、太っているからだろうか、上級生から
いきなりお腹にパンチを入れられた。校長が全校集会で注意を呼び掛けたのにもかかわらず、その翌日も上級生に足を蹴られ、結局、入学して三日目にして不登校になった。そして息子の気持ちを聞き、またセンターへ戻った。今は仲間と勉強したり卓球したりと楽しくやっている。私はそれでいいと思っている。今イジメで自殺する子が
増えているけれど、学校に行かなければ救われる事があるから。自殺を選ばないで欲しい。
「学校」
という枠に、とらわれないで、自分の命を守って欲しい。
生きてさえ、いてくれたらいいのだから。
この先も色んな事が息子に、私に待ち受けているかも知れないけれど、今までの、様々な、苦かった出来事を糧にして、親子の
絆だけは絶やさない様にして立ち向かって
生きていきたいと思う。
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