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【附録 主な登場人物&用語解説】
・ロイ(ロイ・アストン)
イシリアンテ王国宇宙開発局局員 運行指揮官見習い(大尉相当官)。イシリアンテ人。二十代半ば。
元宇宙飛行士候補だったが、閉鎖環境でパニックを起こすため、運行指揮官に転身。
・チビ(ソーイチ)
ミラの飼い猫。黒猫。かいがいしくミラの手伝いをする変な猫。子ども達からは「かわいくない」と言って、かわいがられている。
日課は、屋根伝いで行う町のパトロール。
・ミラ
アグノゥサにある食堂の女店主。アグノゥサ人。アラサー。
第七期有人飛行計画でパイロットを務めたアルバートと恋仲だった。
・ソーイチ・マカベ
イシリアンテ王国宇宙開発局局員 宇宙飛行士(少佐相当官)。東の同盟国出身。三十歳前後。
第七期有人飛行計画でパイロットに就任。しかし、打ち上げ直前の事故で死亡。
【宇宙開発局】
・テッド(テッド・フロックハート)
イシリアンテ王国宇宙開発局アグノゥサ支部局長補佐(少将相当官)。イシリアンテ人。四十代。
アグノゥサ支部局ナンバー2。甘党。ロイのよき理解者。ソーイチの元飲み友達。紅茶は、バラのジャムをたーっぷり入れて飲むのが、家の習わし。
昔は空軍のエースパイロット。
・イーハン(イーハン・ザキィ)
イシリアンテ王国宇宙開発局局員 運行指揮官(大尉相当官)。アグノゥサ人。二十代後半。
開発局周りの町で生まれ育つ。実家は薬屋。
・スズカ
イシリアンテ王国宇宙開発局局員 主席運行指揮官(中佐相当官)。東の同盟国出身。アラフォー。
若干表情が乏しい、デキル女。吸っている煙草の銘柄は十以上。
・スバル
イシリアンテ王国宇宙開発局局員 宇宙飛行士(大尉相当官)。東の同盟国出身。二十代半ば。
第八期有人飛行計画のパイロットに選ばれる。ロイとは恋仲。
・ヴィクター
イシリアンテ王国宇宙開発局局員 宇宙飛行士(大尉相当官)。イシリアンテ人。二十代半ば。
第八期有人飛行計画のパイロットに選ばれる。ロイとは幼なじみ。
・イアン(イアン・フロックハート)
イシリアンテ王国宇宙開発局局長。六十歳手前。イシリアンテ人。
・マサル
イシリアンテ王国宇宙開発局局長補佐官。四十代。東の同盟国出身。
【アグノゥサ】
・煙草のじいさん(マルコ)
推定七十歳くらい。いつも民族衣装を身にまとって、日がな一日、水煙草を吹かしている老人。
宇宙開発局をながめることと、子どもたちの見守りが日課。上の前歯はない。
・ザイル(ザイル・マフディ)
アグノゥサ公国公主。七十代。昔は、反イシリアンテパルチザンのリーダーの一人。その時のケガで、左手の指がいびつである。
紅茶はミルクティー派。
【用語】
◆運行指揮官……ロケットや衛星の打ち上げ・運行の際、スケジュールなどの一切の指揮を担当する仕事。
※現実世界では「フライトディレクター」という仕事にあたります。
◆イシリアンテ王国……ユーラシア大陸っぽい大陸の、北の方にある国。寒い。寒い。とにかく寒い。
◆アグノゥサ公国……ユーラシア大陸っぽい大陸の中央に位置する、赤道に近い砂漠の小国。イシリアンテ王国宇宙開発局支部があるが、周辺は地図上に乗っていない。元々は交易商人アグノゥサ人が、中継地として使っていた場所。
◆東の同盟国……ユーラシア大陸っぽい大陸の、海を隔てたところにある島国。カンザシ挿したり、ショーユかけたり、お箸でごはんを食べる人たちの国。
◆例の大国……イシリアンテと宇宙開発を競っている国。デカイ。
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