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…火星軍攻撃戦艦ヘクトール、ブリッジ内……
「見たこともない兵器?」
ブレリーの報告を受けた、ラングレイ ハワードは、思わず聞き返した。
「はっ! 自分の見た限りでは打撃用の兵器かと思いますが、ジンズ軍曹は初撃で通信不能、恐らく絶命したかと…」
ブレリーは震えながら報告した。
「……ご苦労だったな、ブレリー。貴様は少し休め」
ラングレイは穏やかに言った。
「し、しかし少佐!」
「ブレリー、私はこの船を、少佐の身でありながら任されている。お前に、もしもの事があったら堪らんのだよ。」
ラングレイは、諭すように言ながらブレリーに近付く。
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