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「佐川さん、遅くなりついでにご飯どうですか?」
「ご、ご飯?」
「いや、その…無理にって訳ではありませんが…よければと思って。」
やだ…佐藤くんが私をご飯に誘うなんて…。
もしかして、これから夜景の見えるレストランとかに行って実は僕、佐川さんのこと…とかあるんじゃないの?
いやーん!
いかん、いかん、妄想が先走り過ぎた。
えっと…ここは先輩らしく余裕を持ってと。
「いいよ。お腹ペコペコだし、何か食べに行きましょう。」
「はい、じゃぁ、僕のとびきりのお店に招待しますね。」
うぉっ!
ちょっと、何よ、今のスマイル。
佐藤くんて普通だと思ってたけど結構いいんじゃないのぉ?
これ、あれだな、タイプで言うと癒し系草食男子とかか?
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