Story2

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「佐川さん、遅くなりついでにご飯どうですか?」 「ご、ご飯?」 「いや、その…無理にって訳ではありませんが…よければと思って。」 やだ…佐藤くんが私をご飯に誘うなんて…。 もしかして、これから夜景の見えるレストランとかに行って実は僕、佐川さんのこと…とかあるんじゃないの? いやーん! いかん、いかん、妄想が先走り過ぎた。 えっと…ここは先輩らしく余裕を持ってと。 「いいよ。お腹ペコペコだし、何か食べに行きましょう。」 「はい、じゃぁ、僕のとびきりのお店に招待しますね。」 うぉっ! ちょっと、何よ、今のスマイル。 佐藤くんて普通だと思ってたけど結構いいんじゃないのぉ? これ、あれだな、タイプで言うと癒し系草食男子とかか?
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