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相坂さんに思わずうっとりしていると…
ズカズカズカッドスッて相坂さんとは反対の隣に誰かが座ったかと思えば…
なんだぁ。
誰もが知ってる婦人服売り場のエース、如月一馬。そして私の同期でもある。
私が呆れた顔で見ていると…
「お前さ、なに見惚れちゃってんの?もしかして俺に惚れたとか?」
「っ!!な、なに言ってんのよ」(顔近いって、顔が。止めろぉ、男前ビームが眩しいわっ!)
「お前さ、いい加減素直になれよ…俺の気持ちわかってんのかよ。」
って急に真顔で言うんだもん。
「如月…」
「俺、悪いけど本気だから。お前の事。」
この前、実は前から特別な存在としてずっと意識してたって言われたんだよねぇ。
「う、うん…」
「取り敢えず、後でまた飲みなおそうぜ。二人きりでな。」
と、頭をポンポンとされる。
ひょぇー!
何よ何よ、普段は軽口ばかり叩く癖に。急に真面目な顔してそんなこと言わないでよ…
しかも頭ポンポンとか…
いつだって俺様な癖に…
恐るべし、俺様系ギャップ男子!
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