眠った後に…

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私はいつものように、寝ていた。 眠ってしばらく経った時だろうか。 ふと、胸に重苦しさを感じたのは…。 動こうと思っても、体は動かない。 何かに上から押し付けられたようだった。 しかもひんやりと、冷たい風を感じる。 寝る時にはちゃんと窓も閉めたし、ドアも閉めたのに…。 そして視線を感じる。 真っ直ぐに、私を見ている視線を。 私の意識はそこで浮上してきた。 そして目を開けて、映ったのは…!? ―ウチのデブ猫だった。 5キロはあるウチのデブ猫が、私の胸の上に乗って、私をじぃ~と見てたんですよ。 思わず「ぎゃっ!」と叫ぶと、猫は部屋から出て行きました。 そして気付きました。 部屋の扉が開いていることに…。 私の部屋の扉の取っ手は、下に押して、奥に引くと開くタイプ。 どうやらウチの猫は、私が扉を開け閉めするのを見て、覚えたらしく…。 夜中の二時過ぎに、部屋に訪問する猫とはこれいかに…。 ある意味、幽霊よりも怖かったです。 そして重かった…。 5キロの物体が胸の上に乗ってちゃ、身動きできないですからね。マジで。 さてと…。 苦情がくる前に、逃げろー! <終わり>
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