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気が付くと俺は、見知らぬ所で目を覚ます。
「ここは、何処なんだ!!」
叫んでみても、声は荒野に呑み込まれていく。
得体の知れない恐怖で、パニック寸前の俺の耳に
更なる恐怖の囁きが聴こえ出す。
『魔剣を呼び戦え、さすれば道は開かれる』
低く淀んだ不気味な声が脳裏に響く。
俺は、どうしてしまったのか?
既に気がふれているのか俺は?
「我は,ヒトクチ!お主を守護する者お主はえらばれた」
再び脳裏に響く声は、不気味であるが恐怖は感じなかった。
「守護者なら此処は何処か知っているのか?」
傍目には、大きな独り言だが誰もいないから気にならない。
「ここは、狭間の世界魔が住む所なり」
淡々と脳裏に響く声は、穏やかで落ち着く。
「一刻の猶予はない。武器を呼べ!」
ぶっきらぼうな声音が響く
「武器を呼べと言われても、やり方を教えらがれ!」
一方的に分け分らん事ばかり言われると腹も立つ。
「ただ強く欲するればいい」
ぶっきらぼうな回答が脳裏に響く
俺は、天に右手を翳し叫ぶ。
「この世界で生き残るだけの力を俺に!!」
その刹那空に現れたひと振りの剣を無意識に握っていた。
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