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青年は湯の中でそっと目を開けました。
目の前に乳房らしきものが飛び込んできました。
青年は驚いて湯の中から顔を出しました。すると、赤い長髪の美女がお風呂に浸かっているのでした。
青年は言葉を失いました。冷静に物事を考えることができませんでした。なぜなら、青年は生まれてこのかた、生の裸の女性は母親以外に目にしたことがなかったのですから。
正常に働いていない回路が1つの答えを導き出しました。青年は目の前の美女に話しかけました。
「もしかしてあなたは・・・・お風呂の神様ですか?」
美女は青年の前に裸体をさらけ出していることを全く恥じることなく答えました。
「・・・・ええ、そうよ。私はお風呂の神様よ。あなたのような毎日欠かさずお風呂に入り、心の底からお風呂を愛するあなたの元へやって来たのよ。」
「・・・・・お風呂の・・・神様・・・・・。」
これが、青年とお風呂の神様である美女が初めて出会った日の顛末でございます。
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