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手を摘まれて
振り返ると
「君も…そうなのか?」
えっ?
どう言うこと?
「何ですか?」
周りがガヤガヤしているからか
聞き取れない
「もしかして…タイムリープした?」
はぁ?
えっ?
この目の前にいる
知らない男性も
私みたいなことが
起きたの?
言っても良いのか
わからない…
信じてもらえるかも
わからないんだから
「ごめんなさい…
私、急いでるんで…」
その場から離れたかった
また…あの場所へ
行きたくないから…
知らない男性の手を離し
会社へと戻った私…
荷物を持って…
会社を出て
電車に乗り…家へと向かった
電車を降りて駅から出ると
後ろを振り返った…
あのヒトまさか
付いて来たりしてないよね?
うん、居ない…
どうして
私はあの誰も居ない場所から
行って戻って来れたのかな?
その時は深く考えなかったけれど
落ち着いて考えてみると
変だよね?
映画かSF小説みたいなことだから…
でも…それが
現実に起きてたってことが
後でわかることに…
………
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