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「…まさかお嬢様。何もお考えないまま
乗り込むおつもりだったのですか?」
「う、うるさいわね!だっていきなりこんな事になったのよ!ノープランに決まってるじゃない!」
「そんなハッキリと申されましても…。」
「じゃ、じゃあ謝らせるわ!
一言ごめんなさいと言わせてやる!
そ、それでいいでしょう!?」
「…お嬢様。相手は大手のやり手会社ですよそう簡単には…。」
「わ、分かってるわよ!で、でも嫌なのよ!
パパの会社がこのままなんて…。」
「…お嬢様。」
「使用人まで居なくなったら誰が私の大学まで送り届けるのよ!?
誰が美味しいご飯作ってくれるのよ!?」
「…あ、本来はそこなんですね。」
「…当たり前でしょ!?」
「…」
「何よ上山。その目は。」
「…いえ、別に。」
「とりあえず車出して!
アックスソリュージョンまで向かうわよ!」
「ええ!?今からですか!?」
「当たり前じゃない!よく言うでしょ。
善は急げって!」
「ですが、今からというのは…。」
「上山!」
「はいいい!分かりましたよ!
旦那様に叱られてもしらないですからね!」
「上等よ!」
そしてあたしは上山にアックスまで向かって貰った。
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