2Ct

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「…まさかお嬢様。何もお考えないまま 乗り込むおつもりだったのですか?」 「う、うるさいわね!だっていきなりこんな事になったのよ!ノープランに決まってるじゃない!」 「そんなハッキリと申されましても…。」 「じゃ、じゃあ謝らせるわ! 一言ごめんなさいと言わせてやる! そ、それでいいでしょう!?」 「…お嬢様。相手は大手のやり手会社ですよそう簡単には…。」 「わ、分かってるわよ!で、でも嫌なのよ! パパの会社がこのままなんて…。」 「…お嬢様。」 「使用人まで居なくなったら誰が私の大学まで送り届けるのよ!? 誰が美味しいご飯作ってくれるのよ!?」 「…あ、本来はそこなんですね。」 「…当たり前でしょ!?」 「…」 「何よ上山。その目は。」 「…いえ、別に。」 「とりあえず車出して! アックスソリュージョンまで向かうわよ!」 「ええ!?今からですか!?」 「当たり前じゃない!よく言うでしょ。 善は急げって!」 「ですが、今からというのは…。」 「上山!」 「はいいい!分かりましたよ! 旦那様に叱られてもしらないですからね!」 「上等よ!」 そしてあたしは上山にアックスまで向かって貰った。
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