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「で?何があったの?」
そう言って美音がじっとあたしの目を見た。
(どうしよう、なんて相談しよ。)
プロポーズされたとか?
いや、そもそもあれってプロポーズなのか?
てか、あんなのただの脅しだよね?
うん、きっとそう、
からかわれただけだ。
御山が私を好きになる要素なんかないもの。
でも…。
その時、昨日の光景を思い出した。
そういえば、手首掴まれたな…。
って違う!あれはただの脅迫だから!
「おーい!凪紗?」
「…え?」
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