ふたりの想い

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「天宮は…人見知りしなさそうだよな? なんかクラスに直ぐ馴染んでたし」 「うん、そーだねぇ でも、私ウソ嫌いだからさぁ、本音でぶつかり過ぎて私の事苦手な子も結構いるんだよね~ 」 そういうと天宮アンリは少し寂しそうな顔を見せた。 こんな風に落ち込む事もあるんだなぁ、と意外な一面を初めてみる事になった。 「あ、天宮でも悩みとかあるんだな?」 「え? 私だって悩みありますけどー 私の事なんだと思ってたのぉ?」 天宮は能天気な奴と思われていたのを腹が立ったのか頬を膨らませている。 だが直ぐにまた、「うそうそ冗談だよ~」と、満面な笑みを見せる。 その笑顔が再び心臓を叩く。 鼓動はいつもより早く動き続け、何故かこの場から逃げ出してしまいたくなる。 「ねぇ! 友也君てさ…」 「お待たせ致しました、鉄板お熱いのでご注意下さいね♪」 天宮が質問をするのと同時にDXハンバーグが運ばれてきた。 ジュージューと熱しられた肉の塊から芳ばしい匂いが広がり涎が今にも出そうだ。 天宮の頼んだのはパスタでトマトベースにナスとひき肉が入っていた。 早速冷めない内に先ずは腹ごしらえと食し始める。
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