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それに彼女はその『強さ』に加えて
『優しすぎる』ほどの優しさを
彼女は持ち合わせていた。
今思えば亡くなった母親に似たところが
あったのかも知れない。
デートと言えば、
その頃はすでに学生の時にアルバイトしていた塾に
就職していたため朝は自由な時間だった。
それで朝は彼女を短大まで車で送る。
その車中の時間と
塾が終わって彼女の部屋へ行って過ごす時間が
デートの主だった。
彼女の部屋は二階。
玄関とは別のドアから入ったところにある
階段を昇ると左側が彼女の部屋だった。
階段の右側が三女の部屋。
付き合い出してたぶん一ヶ月も経たない頃だったと思う。最初のピンチが襲った。
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