7人が本棚に入れています
本棚に追加
「なにやってんすか!」
「自分に負けちゃダメっすよ!!」
「そうですホル様!!!」
「やっとここまで来たんでしょ!!!!」
ホルの腹心達どころか、なんかカラの女官達まで懸命にホルを励まし始めた。
「まさか......知られていたなんて......」
聞いたこともないような弱々しい声が、ホルの両手に隠れた顔から漏れ出てくる。
「だからいつも言ってたじゃないですか!露骨もいいところですって!」
「あれでどうしてバレてないつもりだったんですか!」
「嘘!ホル様隠しているつもりだったの!?」
「やだかわいい!」
外野が盛り上がれば盛り上がるほど、大きなホルが小さくなるようにカラには見えてきた。このままでは、ホルは消えてしまうかもしれない。
「あ、あの。あの、嘘、嘘。なにもわかってないから、全然わからないから」
最初のコメントを投稿しよう!