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「そこ、俺の靴箱なんですけど。」
「は?」
二度目。
「何言ってるの?」
「それは俺の台詞です。勝手に靴箱あさらないでください。」
は?え?だって…、。
私は、今さっき、LOVEレターもらって…。
LOVEレターをもう一度見ると。
『遥希くんへ
千里より』
…。遥希?私の名前、…じゃない。
彼は、LOVEレターをひょいと取り上げると、スタスタと去って行った。
そこに、親友の美空が。
「ん?何やってるの?
そこ、あんたの一年生のときの下駄箱じゃん」
「…もう、何も言わないでほしい…」
私の青春ラブコメは、虚しいまま、終わりをとげた。
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