LOVEレター 再戦

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そうして、作ってきたものの…。 「うわぁ…何組か分かんない…」 一年の教室前でうろうろする二年。 あ、あの子。頼んでみよう! 「あのー、一年の遥希くんって子に、これ、渡してくれない?」 「遥希…ってC組のですかね?」 「そうそう!たぶん、それ!よろしくね!」 「はあ…遥希に渡すなんて、珍しいですね…しかも先輩で…」 そうなんだ…。 (妄想)「先輩から貰えるなんて、ありがとう、好きだよ」 「わたしも…」 「あんた、前より妄想激しくなったよね。第一章で充分傷ついたんだから、もっと慎重に生きれば?」 「いやいや。もう、あっという間に受験生よ!その前には青春を味わなくちゃ!」 走り去っていった私を、彼女はまた呆れて、ため息をつく。 「嫌な予感しかしない…。」
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