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イラストの「イの字」の経験なく、絵師さんたちのイラストを、指をくわえて「ほぇ~……すごい……」と、いつも覗き見していた ticoty です。
ふと「自分の小説に挿し絵があったら……欲しい!」と思い、描いていただける絵師さんはおらんかと探しました。
いません……というか、みなさんが凄すぎて、とてもお願いなどできませんでした。
ならば
「よしっ! 自分で描く! え……? マジで?」
花を描けと言われれば、ペロペロキャンディのようにクルクルと渦巻きを描いて、その周りに花びらをゴリゴリと描く、まるで幼稚園児レベルの画力の自分。
しかし持ちましたよ、鉛筆を。ひきだしの奥の奥にあった、いつ誰が買ったのかもわからない2Bの鉛筆を、これまたいつのかわからない埃をかぶった鉛筆削りでガリガリと尖らせました。
こうして2Bの鉛筆は、ticoty の気まぐれによって、突然日の目を見たのでした。
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