序章

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私、壇李奈。しばしば出てくる怪物を退治する巫女で高校生。頭はそんなにいい方でも悪い方でもないけど、かわいいピンクのリボンのセーラー服が気にいって、この高校を選んだの。で、実家は神社。ここの神主さんの壇亮。つまり私の育ての親は私の父親の親友だったんだ。なんで私の父親はいないかって?それはわからない。 「いってきまーす。」 「朝ごはんは食べたのか。忘れ物はないか。気をつけていって来いよ。」 亮は、いつもうるさく私に言ってくる。そして心配性。自分の子どもじゃないかもしれないけど、ほんとにうざい。 そういうことをぶつぶつ言っている間に学校に到着する。自分のクラスに行くと、かったるそうに「おはよう。」と声をかけてくれる子がいる。 彼女は林ゆりあちゃん。黒髪のロングヘアでヤンキーっぽいけど、海外で超有名なバンパイアハンターの組織、それもバンパイアハンターの中でも超有名な某家の者らしい。彼女は某家の中でもそこそこ強いということで怪物退治を依頼され、派遣されてきたらしい。でも学校の成績はどちらかというと下の部類。
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