時の木

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今は昼ごはんの時間。 静かに黙々と弁当を食べているものがほとんどだ。 そんな中で唯一… 僕とこいつだけが仲良さげに話している。 「誠くんは彼女とかいるの?」 バカか! 「いないけど」 「そっかー」 「そもそもなんで一緒に弁当を食べているんだ」 周りからの男子の殺気がすごい。 「友達だからでしょ」 「あの桜の木であったきりじゃないか」 「私はあの時から友達だと思っていたけどね」 この女はどこまで運命感が強いんだ。 話しただけで友達なんて。 また場面は移り変わり…
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