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又僕は母さんに抱かれたまま泣きながら寝たみたいだ。
母さんが僕を布団に寝かせる。次に目が覚めると朝に成ってた。
朝から父さんと母さんの言い争う声が聞こえた。
「あっ、今日は日曜日だ」
それで父さんが居るんだ。
何時もは僕が起きる時間には父さんは仕事に行ってた。
だから朝御飯は母さんと2人楽しかった。
今日はダメか、襖を開けて僕は父さんを睨んだ。
(又母さんを泣かせたら僕が許さない)
言葉には出さなかったけど、僕は父さんを、もう絶対に許さないと思った。僕を見つけた父さんが
「何だ!起きたら何て言うんだ!」
「・・・」
僕は父さんを睨んだまま母さんの前に立った。
「明人、父さんに(お早う)は」
「父さん何て嫌いだ!母さんばかり苛めて!父さんなんて大ッ嫌いだ!」
「明人」
「明人ッ!何だと!」
父さんが僕の名前を呼ぶと同時に拳の手を上げた。
「あんたっ」
母さんがしゃがんで僕を抱き締めた。父さんは黙って外に出て行った。
「明人ありがとうね母さんを守ろうとしたんだね」
と言うと母さんが僕の両肩をおこして母さんと目があった。
「でもね、父さんは本当は優しい父さんなんだよ」
「今はね、明人に話しても解らないと思うけど、父さんもね大変なんだ~だからね父さんに嫌いって言ったら父さんが可哀想だからね、父さん帰ってきたら(ご免なさい)って言おうね♪」
母さんの笑った顔がキレイだった。
「うん、わかった」
何が大変なのかは解らないけど?母さんが謝りなさいと言うなら僕は謝るよ。
嫌だけど母さんの言うとおりにするよ。久し振りに日曜の朝御飯が楽しかった。
父さんなんて帰ってこなければ良い。居なければ良いんだ、ホントにそう思った。
母さんが居れば良い。父さんなんか消えて無くなっちゃえば良いんだ!
夕方ごろ父さんが帰って来た。
明人の場合・4へ続く?
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