第1話2

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自分で買って来た(たこ焼き)を肴(さかな)にお酒を飲んでる父さんを見てたら何か可哀想に思った。 襖を開け父さんの膝に座ってタコ焼を食べたかった。幾つの時かなぁ、それとも夢とごっちゃに成ったのか? 前に父さんの膝に乗せて貰って何か食べながらテレビを見て父さんと2人大声で笑った事が有ったような・・・襖の隙間から覗(のぞ)きながら僕は考えた。 (きっと僕は夢とごっちゃに成ってるんだ父さんが、そんな事する訳ない) うん、きっと夢を見たんだあんなに母さんを苛める奴がそんなに優しい訳ない。 そんな風に考えてると襖が開いた。ビックリした、 「明人、もう~眠ろうね♪布団敷くから今日は何の本読もうか」 母さんは、そう言うと電気を付けて布団を敷き始めた 父さん、僕、母さんと並んで敷いた布団、僕は父さんが側に寝てた記憶が無かった。 又、今は寝て欲しく無かった。毎晩お酒臭く煙草臭い 僕の側には母さんだけ居れば良い。父さんなんか居なくて良いのに、と思いながら母さんが布団を敷くのを見てた。 明人の場合6へ続く?
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