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序章、やっぱチートだよな
チート、それは男のロマン。
いや、全人類のロマンだ、、、
普通、チートいうのは基本的に異世界召喚などをして手に入れるケースが多い。
しかし、俺はこの現世において、チート性能をもっている。
まず、知能指数は200近くあり、容姿端麗。
7歳にして外国の名門大学を首席で卒業。
運動能力では、100メートル走と200メートル走で世界記録を更新。
武道については柔道8段、空手9段、合気道、剣道は師範代だ。
そして、現在は18歳にして、大企業の代表取締役をやっている。
そんな俺に思いもよらぬ悲劇がきた。
それは会社が面倒で抜けがけしていた時だった。
俺をあからさまに狙って突進してくる車が猛スピードでこっちに向かってくるのだ。
さすがの俺でも避けれない。
生まれて初めて叫んだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
何秒叫んだことだろう。
叫び疲れて、恐る恐る目を開けると、そこには杖を持った老人と、その後に甲冑を着た兵士達がこちらを見ている。
恥ずかしいものを見せてしまった。
思わず俺は赤面した。
すると老人は俺の前に膝まづき、
「おお、伝説の勇者よ、よくぞ来てくださいました。」そう言うと賢者はおもむろに立ち上がり。
「ステータスを確認してもよろしいでしょうか?」
右まゆを上げこちらを見てきた。
ここでようやく俺のパニックだった頭が追いついてきて、異世界召喚したということに気づいた。
「ど、どうぞ。」
少し戸惑いながら返した。ここで俺はあることに気づく、異世界召喚と言えばチートだ、つまり今俺がもっているチートと異世界のチートを合わせれば
俺は最強になれる!!!
だがしかしこの考えは浅はかだった、、、
老人がステータスを見終わったらしい。
この老人はどうも賢者らしい、聡明な顔つきがそれを物語っている。
すると賢者は、
「あなたは、基本能力が非常に高いですが、何もスキルを持っていません。」と残念がっていた。
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