第02章 僕の名は。

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「どうした?何、難しい顔をしているんだ?」 「いやぁ、名前をどうしようかと」 昔のあだ名が良いかな。 SNSのハンドルネームにするか。 いや、そこから本名に辿り着かれると怖いな。 この街には長く滞在することになるんだから。 「名前なんて何でも良いだろう」 「待ってくださいよ。僕だって」 「ボク」 「え?」 「ボクで良いんじゃないか」 えー!この人、凄く適当なんですけど! でも、ララバイ、めっちゃ怖いから、僕は笑顔ではい!と頷いたのだった。
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